もみじとウメ1
このように日本でできた庭植え盆栽のような針葉樹の品種群は、花 種だけでなく実は欧米の園芸界に強い刺激をあたえることになった。
戦後の欧米園芸界には、ドワーフ・コニファーという小型の針葉樹の品種群が園芸植物の一つのジャンルとして確立してきた。
ドワーフ・コニファーはだいたい一メートル以内くらの針葉樹で、鉢植えや造園用に使用されている。
欧米では日本のヒノキ、サワラ系のヒバの代りに、北アメリカ原産のローソンヒノキから日本のヒバ類のような変異をとりだしたものが主力といってもよいようである。
このドワーフ・コニファーというものは、江戸末期に日本からヒバ類の苗木が欧米に渡来し、それに刺激されてできたといわれている。
日本のヒバ類などもこれにふくめて、ドワーフ・コニファーとよぶことはすこし具合が悪い。